東京都女性経営者会員登録はこちら

Follow us

  • Facebook
大西 利佳子さんお写真01
株式会社コトラ 大西利佳子社長インタビュー

「より良い社会の創造に向けて、力を合わせて皆様と一歩を進めていきたい」と表彰式でコメントされた、第4回東京女性経営者アワード[持続経営部門]受賞の株式会社コトラ 代表取締役 大西利佳子さんを取材しました。

東京女性経営者アワード
持続経営部門受賞

プロフェッショナルな方々が、
よりプロフェッショナリティを高めること
株式会社コトラ 代表取締役
 大西利佳子さん

2024.03.22

「プロフェッショナルが活躍する社会を作る」こと。そして人材をキーワードとして組織課題を解決するコンサルティングファーム株式会社コトラ。創業から21年が経ったいまも、起業した当時と同じ熱い思いを持ち続けています。代表取締役を務める大西利佳子さんに、プロフェッショナルの大切さと、今後の展望を語っていただきました。

仕事を継続してきた結果が成果として表れている

わたしは人に恵まれ、弊社の創業当時から大変お世話になった方々がたくさんいます。

その中の一人の方が今回の授賞を聞き、すぐに連絡をくださいました。その方からは「貴女の授賞は、自分事のように嬉しい。なぜなら20年前からプロフェッショナルな人材が活躍することが、日本社会の為になると言っていたし、僕もずっとそう思っていたからだ」とおっしゃってくださりました。

また「最近少し景気のいい業界だからとか、流行りの業界だから手掛けていたことではなく、20年前からずっとやっている、継続しているということにおいて大変喜ばしいことだし、持続経営部門を受賞したことには大変意味がある」と、言ってくださったことが、大変嬉しく思いました。

大西梨香子さんお写真02

経営にはいくつか目的がありますが、目的の一つは「継続」です。継続できたことはお客様から求められるサービスを提供することができてきた証です。日々継続してサービスを提供している仲間たちを誇りに思います。

人が変われば組織が変わり仕組みが変われば人が活きるということ

私が金融機関に勤めていた頃、金融業界は過渡期を迎えていました。変わらなければいけない局面の中で、なかなか変わることができない状況。しかし、株主が変わり、経営者が変わり、人が変わった時、会社が大きく変わり始めました。

それを目の当たりにして、プロフェッショナルな方々が、よりプロフェッショナリティを高め、働く場があることを創出することの大切さ、そしてそれが組織の生産性に繋がっていくということを改めて理解し、そのような仕事をしたいと思い起業しました。

大西利佳子さんお写真03

まずは人材ビジネスの会社に就職して、そこでノウハウを得るという選択肢もあったかもしれません。しかし、自分で独立することを念頭に置くということは、人材ビジネスの会社から独立をする時に、その会社のノウハウを持って出ることになったり、その会社で出会ったお客様を連れて出たりする可能性もあります。それは就職した先に失礼だと思ったので、ゼロから始めるということを選択しました。

リーダーの役割は物事を前に進めていくこと

リーダーと言うのは、物事を前に進めることが非常に重要な仕事です。しかし世の中、物事が動かない場面は非常に多くあります。その場合、そこにいる一人ひとりの、「リーダーシップ」に課題があると思っています。

「リーダーシップとは何か」について社内でもよく話をするのですが、当社では状況を良くするために自らが一歩踏み出すことと定義しています。リーダーシップを持つ必要があるのは、リーダーだけではありません。部下は上司が話しかけてくれないから仕事が進まないと思い、上司は必要あれば部下から話しかけてくれればいいのにと思う。これは両方ともにリーダーシップがないという状況です。必要があれば立場に関係なく一歩踏み出すことが重要です。

そのような思いもあり、わたしたちは行動指針として、真摯、顧客志向、リーダーシップの3つを重視しています。その行動指針を支えるベースには、プロフェッショナルであることがあります。プロフェッショナルとは「ある学問的体系に裏付けられた専門性を持って顧客に貢献して対価を頂くこと」です。プロフェッショナルな人が、どうリーダーシップを持って仕事をしていくのかということが社会の前進にとって大事なことだと考えています。

入社した当時は、仕事にやりがいを持っていたはずなのに、次第に仕事に意味を見いだせなくなってくることがあります。誰でも変わることが嫌だと感じたり、その結果として既得権益にしがみつきたくなったりすることがあるのではないでしょうか。多くの人が情熱を持ち続けて仕事を通じて社会貢献するために、一人ひとりのプロ意識を高めること、プロとしての職場を提供することが必要です。その実現のために私たちは活動しています。

転職することが目的ではない

わたしたちは、タレントアクイジション事業(人材紹介)、その中でも金融領域を祖業とし、コンサルティングやIT、製造業、経営層の領域に広げてきました。

わたしたちは、転職を斡旋する立場ではありますが、一人一人が社会に貢献する上で転職がもっとも素晴らしい手段だと思っているわけではありません。一番大切なことは、自分の能力を持ち場で存分に発揮することです。そのため、目の前の仕事をやりたくないという動機だけだったり、少しの給与が上がることだけを目的とする転職ならばお勧めしないことにしています。

大西利佳子さんお写真04

一方、新しいビジネスが生まれる。そんな時に新しい場所でプロフェッショナルの人たちが自分の能力を存分に発揮することは経済の活性化にとって良い事です。そのような転機に立ち合うことが私たちにとってのやりがいの一つです。

最近は、採用だけではなく、仕組みが変われば人が活きると考え、タレントマネジメント事業、DX事業にも注力中です。

持続可能な成長を続け個人の能力をフル活用できる社会へ

成長することは、楽しいことです。小さな子どもは、肉体的にも成長していくため昨日できなかったことが今日はできるようになって、毎日が楽しそうです。しかしながら、大人になると肉体的な成長は望めません。そのため毎日を楽しく過ごすためにも意識的に成長を作り出す必要があると思っています。

ただ一方で、行き過ぎた成長は持続可能ではありません。そのことは、SDGsの考え方にも当てはまっていますし、私も強くそう思います。どう成長を続けながら持続させていくのか、ということが経営にとって非常に大事なことだと考えております。

その中で、我々が事業として何を成し遂げたいのかというと、日本の人口が減っていく中でも持続可能な状態を作り上げることです。そのためには、一人ひとりのプロフェッショナル度を高めていく必要があります。また自身の能力というのは、自分で獲得したものであり、自分が努力した結果身に付いたものだと考えている方が多いのですが、そんなことはありません。私は天から授けられたものだと考えているので、きちんと働ける人たちが、自分の持ち場で一所懸命全力でやりつくすということが、よりよい社会に繋がっていると思います。

大西利佳子さんお写真05

もともと人はそのような力を持っているにもかかわらず、力が発揮できていないのは、阻害される何かがあるからです。私は阻害される要因となるものを、一つ一つ取り除いていきたいと思っています。そして自分の能力を最大限に発揮していくこと、私はこれからもそれを続けていきたいと思っています。

大西様お写真
大西 利佳子
株式会社コトラ
代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行入行。長銀証券に出向しマーケット業務従事後、事業法人担当として、融資、金融商品アレンジ業務などを担当。新生銀行になってからは、事業法人本部にて営業企画業務に従事。
2002年10月株式会社コトラ設立、代表取締役就任。
人的資本経営、プロフェッショナル人材活用などをテーマに寄稿、講演多数。

東京都女性経営者会員登録はこちら

Follow us

  • Facebook