東京女性経営者アワード
(TOKYO Women CEO Award)
受賞者決定!

継続成長部門
株式会社ソーシャルサービス
代表取締役社長
白形 知津江 様
持続経営部門
株式会社クロスリンク
代表取締役
矢野 敦子 様
会社・事業のスケールアップを目指して志高く取り組み、東京都の社会課題解決に貢献している女性経営者を応援し称える「東京女性経営者アワード」を開催しました。表彰部門は2つ。一つは、3年連続で業績を上げ続けている女性経営者の経営手腕を表彰する「継続成長部門(Growth Champion Division)」。もう一つは、女性経営者として10年以上企業を先導してきた持続性ある経営力を表彰する「持続経営部門(Sustainable Management Division)」です。
第3回目のアワードは、継続成長部門に株式会社ソーシャルサービス 代表取締役社長の白形知津江さん、持続経営部門に株式会社クロスリンク 代表取締役の矢野敦子さんが選出され、「第5回 N E W CONFERENCE」(2022年11月28日開催)において表彰式を行いました。審査委員の皆さんの大きな拍手に称えられ、受賞の喜びでいっぱいのお二人でした。
株式会社ソーシャルサービス
代表取締役社長 白形知津江氏 
受賞コメント

真っ暗闇で旗を立て、動き続ける。
それが、経営者の仕事です。

株式会社ソーシャルサービス 代表取締役社長
白形 知津江氏東京出身。女子栄養大学卒業。スキー選手、出演業、電通勤務を経て、2005年静岡県で創業、2007年株式会社メールdeギフト設立(現:株式会社ソーシャルサービス)。静岡県ビジネスプランコンテスト最優秀賞、県知事褒章、Japan Venture Award 2010 中小企業大臣賞を受賞し、中小企業庁政策審議会審議委員を務める。2012年郵政関連団体と資本業務提携し、400万人のシニア会員に向けた新規事業を創出。2015年厚生労働省/産経新聞社ら24団体の協力を得て「Over60 全国スマイルコンテスト」(現:R65全国どきTuberコンテスト)を主宰。2018年より日本応用老年学会理事に就任。中高年シニア、周産期、小学校メディア事業の経験から、フィジカルとメンタル、コンテンツと医療の融合に挑戦する。

私たちは創業以来、メディアをつくり続け、近年は特に中高年や妊産婦に向けて情報発信してきました。多くの方々に届けて笑顔をいただいた一方で、メッセージすら届けることができずに命を落としてしまう方々を前に、たまらなく悔しい思いをしてきました。

そこで私たちは、DTxやSaMDの開発という新たな挑戦をすることにしました。受賞のお知らせが届いたのは、大きな覚悟を決めたそのときでした。素晴らしい栄誉であると同時に、「このタイミングで受賞ということは、頑張って!と背中を押されているのではないか」と感じ、世界に挑戦する企業として成長しようと心に決めました。

経営者の仕事は、「旗を立てること」。真っ暗闇の砂漠の真ん中で、ここに行こう、と指し示すことだと教えていただいたのは、7年前でしょうか。現在創業17年ですが、10年目を迎えるときに、売上の95%がなくなる事態に直面しました。振り返れば、あの頃が一番大変だったと思います。共に汗を流した仲間たちの再就職先を探し、不安と失望を抱えながら、リアル臥薪嘗胆(がしんしょうたん)だと会社の床に寝泊まりしたのが、昨日のことのようです。あのときは何も持たなかった私たちが、6期連続で増収増益を果たすことができたのは、信頼してくださったお客さまや苦楽を共にした仲間の存在でした。

経営者は、何か始めるよりも続けるほうが困難なことが多いと思います。続けられるかどうかは、それが使命、天命だと思えるかどうかではないでしょうか。今回の授賞式では、頑張り続けるたくさんの女性経営者の皆さんと出会えて、「みんな、戦っている人たちなんだ」と感じ、勇気が湧いてきました。

これから医療機器の開発ということで、またしても私にとって真っ暗闇の業界ですが、ここに行こうと旗を立てて動き続ける限り、必ず道が開けると信じています。私にとって今回の受賞は、本当に大きなエールになりました。恥じないベンチャーとして頑張ります。

株式会社クロスリンク
代表取締役 矢野敦子氏 
受賞コメント

やり遂げるのは自分しかいない。
その想いで、常に前へ進んでいます。

株式会社クロスリンク 代表取締役
矢野 敦子氏新卒で凸版印刷株式会社に入社し営業職に従事。
途中、株式会社博報堂へ出向し大手自動車会社のプロモーション戦略の企画立案から実施までを行う。
その後、株式会社エムアウトに参画。新規事業の立上げを経験したのち、2010年に株式会社クロスリンクを設立。
2012年に株式会社エムアウトからMBOを実施し、現在に至る。
株式会社クロスリンクは「元気な人が人を元気にする」というビジョンの下、社会の持続的な成長には「健康」こそ最も必要と考え、予防医学をより身近にしていくことを目指しプラットフォームを構築。
集客予約プラットフォーム「ワンモアハンド」、求人プラットフォーム「キャリさぽ」、情報プラットフォーム「ひとさぽ」で予防医学に関わる人々をサポートしている。

受賞のお知らせをいただいたときは、「えっ! 本当に私!?」と、まずは喜びよりも驚きの方が先でした。たくさんの方から応募があったと聞いていましたし、オンラインの面接審査ではとても緊張してしまったので、自分の言いたいことを伝え切れなかったのでは…という不安もありました。そんななかで届いた一報に、10年間コツコツと頑張ってきたことが評価されたんだと、喜びが湧いてきました。

現在、約3000店舗に提供している鍼灸整骨院向けの集客予約システムは、株式会社エムアウトに参画していた当時に私が立ち上げたビジネスモデルです。子会社として2010年に株式会社クロスリンクを設立し、2012年にMBOを実施しました。実はその前に、この事業を売却する話が持ち上がっていたのですが、ビジネスモデルをつくった私がやり抜きたいという気持ちが生まれました。一方で、「会社を買い取る」ということはすべての責任を負い、従業員の未来も背負うことになります。あの頃は「私でいいのだろうか」と、毎日悩み、泣いてばかりでした。

そんなとき、父の「なかなかできない経験だから、やってみたら」、取締役の「矢野さんがやりたいなら、やればいい。その背中を見て、ついていくかどうか決めるのは社員のみんなだから」という言葉が、私を後押ししてくれました。たった一度きりの人生。「これをやり遂げたら、日本は変わる!」と、思い切って決断しました。今は、10年前の自分を褒めてあげたいと思っています。

2012年から、ビジネスモデルは一切変えていません。肉付けをしながら、事業計画どおりに進んでいます。自分で決めたことをそのとおりにできるのは、やっぱり楽しいですね。女性経営者の方は、挑戦する前から「私にはできない」という謙虚な人が多いように思いますが、チャンスがあれば絶対にやるべきです。私も、自分がやり遂げるという想いで、常に前に進んできました。このような素晴らしい賞をいただけたということは、皆さまから応援いただいていることだと信じ、これからも予防医学を身近にして元気な日本を創出するということに貢献していきます。

審査委員長:
事業構想大学院大学学長、株式会社宣伝会議取締役メディア・情報統括 
田中 里沙氏

白形さん、そして矢野さん、本当におめでとうございます。
本アワード審査が結構大変でございまして、たくさんの資料を出していただいて、そしてまたプレゼンテーションをしてもらいますので、事業としての可能性や魅力に加えて、やはり経営者としての人間力、魅力があるかどうかというところが、大きな勝敗のポイントになってまいります。

お二方の事業パーパス、誰を幸せにするか、この事業で社会をどのように変えていくかという理念に、私どもは本当に感動いたしましたし、チャレンジをやめない、そのためには雇用も作りながら色々なことに取り組んでいくという姿勢が素晴らしかったと思います。

本アワードを受賞しますと、本当に多くの仲間ができて、応援してくださる方も増えて、これまで自分で抱えてきたことだけではなく、広がりをもって世界がまた変わってくるのではないかと思います。

ぜひ今回の受賞を励みに、更なる世界にチャレンジしていくという気持ちを持って、自信を持って、また楽しく事業展開を考えていただければと思います。小池都知事はじめ、東京都の皆さまも、本賞に大変期待をされて、応援体制もつくってくださっています。味方がたくさんいますので、ぜひ自信を持って進んでいっていただければと思います。本当におめでとうございます。

1:概要

■ 東京女性経営者アワードについて

東京都では、女性が経営者としても活躍し事業拡大することを多面的に支援しています。「東京女性経営者アワード」は、会社・事業のスケールアップを目指して志高く取り組み、東京都の社会課題解決に貢献している女性経営者を応援・称えるための表彰制度です。様々な分野や成長ステージで優れた実績を持つ女性経営者を表彰することにより、企業経営における女性の活躍を促進し、都内産業の活性化を図ります。

■ 募集対象

以下の組織形態のいずれかに該当するもの

⑴ 東京都内に主たる事業所【注1】を有する中小企業(株式会社、合同会社等)【注2】、NPO法人等において、登記簿上で代表権を持つ方【注3】
⑵ 東京都内に開業届を提出し、主たる事務所を有すると認められる個人事業主

※ 個人事業主とは、青色申告事業者であることとします。

【注1】「主たる事務所」とは、具体的には次のいずれかの場合です。

  • 本店所在地が都内に登記されていて、事業活動を行っていること。
  • 上記以外の場合、法人事業税において、都内の事業所等における分割基準の割合が最も高いこと。

【注2】「中小企業」とは、中小企業基本法に準拠した中小企業者で、未上場かつ大企業の出資率が50%以下の企業です。

  • 製造業その他:資本金3 億円以下、又は常時使用する従業員が300人以下
  • 卸売業:資本金1 億円以下、又は常時使用する従業員が100人以下
  • サービス業:資本金5 千万円以下、又は常時使用する従業員が100人以下
  • 小売業:資本金5 千万円以下、又は常時使用する従業員が50人以下

※ 別業種に属する複数の事業を持つ場合は「主たる事業」に該当する業種で判断されます。

【注3】「代表権を持つ方」とは、現在、最高経営責任を持っている方を対象とします。代表取締役社長、CEO、理事等の名称は問いません。自ら起業した代表者だけでなく、事業継承で代表者となった方、社内昇格などの任命で代表者となった方なども対象とします。

2:表彰部門

■ 表彰部門

⑴ 継続成長部門 (Growth Champion Division)

業績を上げ続けている女性経営者の経営手腕を表彰するものです。2022年1月1日を基準日とし、2021年12月31日以前に終了した直近決算が3年連続増収増益であれば応募できます。

※ 法人の場合、売上、当期純利益共に、3年連続増加していること
※ 個人事業主の場合、事業収入、事業所得共に、3年連続増加していること

⑵ 持続経営部門 (Sustainable Management Division)

※ 持続経営部門は募集を締め切りました。

最高経営責任を持つ代表経営者として10年以上企業を先導してきた持続性ある経営力を有する女性経営者を表彰するものです。事業承継者の方は、ご自身が現在社長となって第11期目以降であれば応募できます。

3:審査

■ 審査基準と受賞者の決定

各部門の特徴を考慮のうえ、提出される書類をもとに第一次審査(書類審査)を行います。第一次審査を通過したファイナリストには、以下の日程でオンラインでの審査委員による第二次審査(面接審査)を実施します。審査委員会で下記基準にて審査を行い、各部門1名の受賞者を決定します。

⑴ 人物像
  • 明確な経営ビジョン・ミッションを社内外に伝えられているか
  • 経営ミッションの実現に向け、経営者として責任を持って行動しているか
  • 企業の経営ビジョンの達成に向け、社会的責任を意識して経営者としての意思決定を行っているか
  • 価値観や行動指針は経営環境に即しているか
  • 法令遵守の重要性を理解しているか
  • 課題を解決に導くリーダーシップがあるか
  • 「他の経営者の憧れ」となるロールモデル的な存在となり得るか
⑵ 事業内容
  • 経営ミッションと事業内容は合致しているか
  • オリジナリティのあるビジネスとして他との差別化ができているか
  • 経営の努力と工夫により事業を持続的に成長させているか
  • 今後も会社の継続的な成長または持続的な経営が見込めるか
  • 社会に貢献する内容といえるか
  • 企業(個人事業主の場合は事業)のスケールアップの可能性があるといえるか

お問い合わせ:
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