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東京女性経営者アワード
(TOKYO Women CEO Award)
受賞者決定!

継続成長部門
株式会社エテ 代表取締役社長 庄司 夏子 様
持続経営部門
ATTO株式会社 代表取締役 青山 今子 様
会社・事業のスケールアップを目指して志高く取り組み、東京都の社会課題解決に貢献している女性経営者を応援し称える「東京女性経営者アワード」が新設されました。表彰部門は2つ。一つは、3年連続で業績を上げ続けている女性経営者の経営手腕を表彰する「継続成長部門 (Growth Champion Division)」。もう一つは、女性経営者として10年以上企業を先導してきた持続性ある経営力を表彰する「持続経営部門 (Sustainable Management Division)」です。
第1回目のアワードは、継続成長部門に株式会社エテ代表取締役社長の庄司夏子さん、持続経営部門にATTO株式会社代表取締役の青山今子さんが選出され、「第3回N E W CONFERENCE」(2020年11月16日開催)において表彰式が行われました。小池都知事から表彰状と記念品が手渡され、審査委員のみなさんの大きな拍手に称えられ、受賞の喜びでいっぱいのお二人でした。
株式会社エテ 代表取締役社長 庄司夏子氏 受賞コメント

小さい店でも継続成長できる。若い女性の憧れとなるよう、より一層頑張ります!

株式会社 エテ 代表取締役社長
庄司 夏子氏1日1組限定のフレンチレストラン「été(エテ)」のオーナーシェフ。オリジナルケーキの予約販売など、新しい発想の経営をし、「アジアのベストレストラン50」において日本人女性初「Asia’s Best Pastry Chef 2020」を受賞されています。

このたびは素晴らしい賞をありがとうございます。経営手腕を評価するアワード、しかも東京都主催ということで大変光栄に思っています。引き続きもっともっと増収増益して、若い女性の憧れとなるように、より一層頑張ってまいります!

私は今までにシェフとしてもパティシエとしても賞をいただいていますが、経営者としての受賞は今回が初めてです。自分の手を動かしてつくった作品で評価されても、その裏の「数字」の部分で評価されることはなかなかありませんので、今回、細かく決算書を提出し、その数字も見て評価いただけたのがすごく嬉しいです。

会社を立ち上げた時、年齢が若過ぎて少額しか融資をしてもらえなかったので、初期費用の投資からしたら小規模な会社です。でもお金を借りたことで必ず成功させなければという責任感が生まれ、また、どんなにいい作品をつくったとしても数字として返ってこなければ全く意味がないと思いました。

「成功するか死ぬか」と覚悟をもって、1ミリも無駄にしない経営をする。その意気込みに数字がついて来たのか、すぐ黒字化でき、3年連続増収増益。それも2倍近くになりました。私のような業界にはあまり例がなく、しかも若い女性だったらなおさら少ないと思うので、そういう点を評価していただけたのかなと思います。

最近、「お店を拡大しないのか」と聞かれることもありますが、私はこのコロナ禍で、より洗練されたものに絞っていこうという方向にマインドシフトしています。広げれば広げるほど自分の手を離れていくことが多く、飲食業界においてそれはブランドを失うリスクが伴います。うちはそうでなく、お客様との信頼関係を築いて、小さい規模でも永続的に愛してもらえるようなものをつくっていくのが良いと思うのです。信頼とブランドをしっかり守るということです。

小さい店でもちゃんとやっていけば数字もとれて継続成長できる。そのことを私が証明していきたいし、若いスタッフや多くの人に知ってもらいたいと、今回の受賞によって一層強く思っています。

ATTO株式会社 代表取締役 青山今子氏 受賞コメント

この受賞を糧にさらなる発展を成し遂げ、東京都にも貢献したいと思います。

ATTO 株式会社 代表取締役
青山 今子氏2006年にATTO(エイティーティーオー)を設立。2008年から化学品の専門商社となり、平均成長率20%以上で成長。現在、400社以上の中国サプライヤーから、のべ40万件以上の化学品を日本の大手製薬、化学系企業に供給し、すでに3つの新薬の上市に貢献されています。

素晴らしい賞をいただき、また盛大な表彰式をしていただき、とても栄誉あることと心から感謝申し上げます。この受賞を今後への糧として、更なる発展を成し遂げることで、東京都に貢献したいと思います。

受賞の知らせをいただいた時は、「まさか私が!」と驚きました。なぜ私が受賞できたのか。自分の心の中では「この二つは負けない」というプライドがあり、その二つを評価していただいたのかもしれないと思っています。

一つは、ゼロから信頼を築いたことです。歴史の長い商社が多いケミカルの業界で、私は2006年に会社をつくり、何もないところから一つずつお客様との信頼を築きあげて今日までやってきました。
二つ目は貢献です。新薬開発のために海外の医薬中間体を日本の企業に供給し、それが見事に薬となって日本の社会で販売されている。その貢献にはプライドを持っています。
あともう一つ、ここ数年、コンパクトな会社でありながらも東京都中央区で毎年多額の法人税を払っている!という自負もありました。

と言いながらも、売上げはまだ20億ちょっとという会社です。世の中にはもっと大きな規模で活躍されている女性経営者はたくさんいらっしゃいますので、その点まだまだだと思っています。

今年はコロナ禍で大変な世の中になりましたが、この危機をチャンスに切り替えようと、弊社では3月以降中途採用で6人社員を増やしました。それでオフィスが狭くなったので12月に移転し、事業を拡大して更なる成長を図ります。恐らく今年度は、来年度の目標数値まで達成できそうです。今回の受賞はとても嬉しい一方、「期待」を重く感じてもいます。でも前向きにとらえて、糧にして、会社の発展につなげていくことが、期待に応えることになると思いますし、それが私の使命だと思っています。

審査委員長:
世界経済フォーラム日本代表 
江田麻季子氏

今回、多数のご応募をいただいた中で実感したのは、「東京で、女性経営者が幅広いビジネスで大変な成功を収めている」という事でした。審査委員一同、新しい成長の形とは、持続の原動力とは何か、そんなディスカッションを重ねながら厳正に審査を行いました。

継続成長部門の庄司さん、持続経営部門の青山さん、お二人の受賞は必然です。従来とは違う成長の形を私たちに示してくれた庄司さんは、強い情熱と研ぎ澄まされた経営判断により事業を成功させていらっしゃいました。そして青山さんは、起業したいという夢を海外で実現させ、2006年から持続経営で幅広くビジネスをされている、まさに国際都市東京にぴったりの経営者です。

お二人のますますの事業拡大を祈念するとともに、このお二人の受賞に勇気づけられた女性たちがどんどん挑戦していくこと、そして東京都がこのアワードを通じて女性経営者の応援を続けてくださることを、心より願っております。

1:概要

■ 東京女性経営者アワードについて

東京都では、女性が経営者としても活躍し事業拡大することを多面的に支援しています。会社・事業のスケールアップを目指して志高く取り組み、東京都の社会課題解決に貢献している女性経営者を応援・称えるための表彰制度を創設しました。

■ 募集対象

  • 以下の組織形態のいずれかに該当するもの
  • ⑴東京都内に主たる事業所【注1】を有する中小企業(株式会社、合同会社等)【注2】、NPO法人等において、登記簿上で代表権を持つ方【注3】
    【注1】「主たる事務所」とは、具体的には次のいずれかの場合です。
    ・本店所在地が都内に登記されていて、事業活動を行っていること。
    ・上記以外の場合、法人事業税において、都内の事業所等における分割基準の割合が最も高いこと。

    【注2】「中小企業」とは、中小企業基本法に準拠した中小企業者で、未上場かつ大企業の出資率が50%以下の企業です。
    ・製造業その他:資本金3 億円以下、又は常時使用する従業員が300人以下
    ・卸売業:資本金1 億円以下、又は常時使用する従業員が100人以下
    ・サービス業:資本金5 千万円以下、又は常時使用する従業員が100人以下
    ・小売業:資本金5 千万円以下、又は常時使用する従業員が50人以下
    ※ 別業種に属する複数の事業を持つ場合は「主たる事業」に該当する業種で判断されます。
    【注3】「代表権を持つ方」とは、代表取締役社長、CEO、理事等の名称は問いません。また、自ら起業した代表者だけでなく、事業継承で代表者となった方、社内昇格などの任命で代表者となった方など、現在経営責任を持っている方を対象とします。
  • ⑵東京都内に主たる事務所を有すると認められる個人事業主
    ※ 個人事業主とは:青色申告事業者であることとします。

2:表彰部門

■ 表彰部門

⑴ 継続成長部門 (Growth Champion Division)

業績を上げ続けている女性経営者の経営手腕を表彰するものです。2020年1月1日を基準日とし、2019年12月期以前の直近決算で3年連続増収増益であれば規模にかかわらず応募いただけます。

※ 法人の場合、売上、当期純利益共に、3年連続増加している方
※ 個人事業主の場合、事業収入、事業所得共に、3年連続増加している方
⑵ 持続経営部門 (Sustainable Management Division)

女性経営者として10年以上企業を先導してきた持続性ある経営力を表彰するものです。現在社長となって第10期目以降であれば、規模や利益にかかわらず応募できます。

※ 個人事業主の場合、「事業所得」が1期以上黒字であること。

3:審査

■ 審査基準と受賞者の決定

各部門の特徴を考慮のうえ、提出される書類をもとに第一次審査(書類審査)を行います。第一次審査を通過したファイナリストには、以下の日程でオンラインでの審査委員による第二次審査(面接審査)を実施します。審査委員会で下記基準にて審査を行い、各部門1名の受賞者を決定します。

⑴ 人物像

  • ・明確な経営ビジョン・ミッションがあるか
  • ・経営ミッションへの実行に向け、事業に対して責任を持って取り組んでいるか
  • ・法令遵守の重要性を理解しているか
  • ・経営者としての意思決定は、企業の社会的責任が意識されたものか
  • ・経営者の価値観や行動指針は経営環境に即しているか

⑵ 事業内容

  • ・経営ミッションと事業内容は合致しているか
  • ・オリジナリティのあるビジネスとして他との差別化ができているか
  • ・事業の発展・継続が見込めるか
  • ・社会に貢献する内容と言えるか

■ 審査委員

※ 敬称略
江田 麻季子 世界経済フォーラム 日本代表
神田 千鶴 ミライ経済Lab.株式会社 代表取締役 公認会計士
佐藤 真希子 株式会社iSGSインベストメントワークス 取締役 代表パートナー
鈴木 智子 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻 准教授
キャシー・松井 ゴールドマン・サックス証券株式会社 副会長
村上由美子 経済協力開発機構(OECD)東京センター 所長

お問い合わせ:N E W CONFERENCE運営事務局
【email】 info@newconference.jp
【phone】 03-6825-2024

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